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植木の剪定方法

植木をいつもきれいな状態に保つためには剪定や整枝の基本的な知識を身につける必要があります。常緑樹や落葉樹、針葉樹など、剪定方法は植木の種類や特性によって変わります。また生育のスピードやサイクルも重要です。いざ剪定しようと思っても、不要枝がどれなのかわからないという方も多いでしょう。今回は植木を育てるうえで知っておきたい剪定方法をご紹介します。

細い枝も放っておくと大きく成長する

日本は隣家が近い場合が多いため、植木の枝が伸びすぎないように注意しているという相談を受けます。トラブルの原因になるのはもちろんですが、木にとっても伸びすぎた枝は良くありません。適切な剪定は、木を美しく保つほか、余計な枝を切り落とすことで日当たりが良くなり、植木の成長を促進させます。また、うっそうとしているよりも、風通しが良いほうが、害虫の被害を減らすことにもつながります。

少しくらい伸びていても問題ないだろうと考える方もいらっしゃいますが、放っておくと、枝はどんどん太くなり、その結果、木全体が大きくなってしまうのです。大きくなった木を、小さく戻すのは難しいことです。細い枝かもしれませんが、小まめに剪定することが大切です。注意しなければならないのは、日なたを好む「陽樹」や日陰で生育する「陰樹」もあることです。植木の環境や木の特性を考慮した剪定をしましょう。

どの枝を切ればよいのか剪定方法がわからない

枝切りばさみを持ち、剪定しようと思っても、果たしてこの枝は切ったほうがよいのか、残したほうがよいのかと悩んだ経験のある方は多いでしょう。不要枝の剪定方法は樹種によっても違うため難しいものです。適当に切ってしまうと、成長したときに植木の美観も損ねてしまいます。基本的には生長を妨げるような枝は剪定の対象になりますが、成長した将来の姿を考えると、残したほうがよい場合もあります。慣れるまでは専門家に聞くとよいでしょう。

不要枝には、下向きに伸びた「下がり枝」や幹のすぐ近くの「ふところ枝」、1か所から何本も出ている「車枝」などたくさんの種類があります。剪定方法として、例外はあるものの、「外側の外芽の上を切る」、「枝の途中から切らない」などの方法が一般的です。剪定をしていると「切り戻し」や「間引き」などの切り方も学ばなければなりません。一般的な剪定を行う枝をご紹介します。

木

枯れ枝

文字通り枯れた枝のことです。見た目の悪さだけでなく、植木の病害虫の発生源にもなります。また風雨などで折れ、落下する危険性があります。

徒長枝

「とちょうし」と読みます。飛び枝とも呼ばれます。他の枝に比べて、長くまっすぐに勢いよく飛び出した形で伸びている枝で、樹形を崩してしまう枝のことを言います。

立ち枝

本来は横に広がるべき枝がまっすぐに直立して伸びてしまった状態の枝を言います。こちらも樹形を崩します。

胴吹き

「どうぶき」と読みます。幹吹きとも呼ばれます。樹木の幹から直接伸びた枝を指します。樹形を崩すと同時に、他の枝葉に栄養が行き渡らなくなり、樹木を衰弱させる原因にもなります。

ヒコバエ

ヤゴとも呼ばれ、樹木の根元から出る細い枝のことを指します。樹形を崩すと同時に、植木を弱らせる原因にもなります。

懐枝

「ふところえだ」と読みます。懐部分(幹に近い部分)に出る枝を言い、風通しや採光の妨げになってしまいます。

逆さ枝

樹木の自然な枝の流れとは逆方向に伸びている枝で、樹形の崩れや景観を損なってしまいます。

重なり枝

平行枝とも呼ばれます。複数の枝が平行に、同じ方向に伸びたものを指します。樹形のバランスを崩してしまいます。

かんぬき枝

二本の枝が樹木の幹を挟んで左右対称に伸びたものを指します。樹形のバランスを崩してしまいます。

車枝

1ヶ所から三本以上の枝が、放射線状に出ているものを指します。樹形を崩してしまいます。

絡み枝

枝がまるで交差するように伸びたもので、景観を損なってしまいます。

垂れ枝

下がり枝とも呼ばれます。下方に向かって伸びている枝で樹形を崩します。

専門用語が多くてわからないというお客様にも、親切・丁寧にアドバイスさせていただきます。植木の剪定方法でお困りのことがございましたら、アーバングリーンまでお気軽にお問い合わせください。

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