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クレーン使用の特殊伐採 | 倒れかけの巨大カヤの木を吊り切り 岸和田市

2019/1/21
基本情報
種別 /
場所 / 岸和田市
費用 / 300,000円(税込)
時間 / 3人で1日 ※備考あり
内容 /
<特殊伐採(ラフタークレーン吊り切り)>
カヤ 20~25m

※作業日に搬出しきれなかったゴミを
 別日に半日かけて搬出。
※作業員は、伐採要員が2人と
 ラフタークレーンのオペレーターが1人。

「台風のあと、隣の敷地に植えてある大きな木が、うちの敷地へ大きく傾いてしまっています。直下にはソーラーパネルもあるので、今以上の被害が出ないように、早いうちに何とかしたいのです」と、岸和田市のお客様よりご相談がありました。

通常の高所伐採が難しく運搬効率も悪いため、ラフタークレーンの吊り切りを決定

カシの木伐採前

見積もりのため、現場へ急行しました。

大型台風の影響を受けて、大きく傾いていたのは20~25mはあるかと思われるカヤの木です。

台風時に落ちてきた枝や別の飛来物の影響で、敷地内のソーラーパネルはすでにベコベコに凹んでいる部分が多く見られました。

これ以上ソーラーパネルに影響がないように早めの対処が必要と判断し、カヤの木を有する隣の家の家主さんにも相談して(「ぜひ何とかしてもらえると、こちらとしても本当にありがたい」とご快諾)、伐採を決められたそうです。

 

カヤの木は、石垣の上の非常に狭い部分から生えており、若干傾斜もあるので、幹に登っていって伐採作業を行うのはなかなか厳しいです。

また切り落とした枝や幹を、ソーラーパネルを傷つけないようにゆっくり地面に置いて、それから逐一ソーラーパネルの向こう側に停めてある作業車に運ぶことは、とても時間がかかりそうでした。

そこで今回は、ラフタークレーン車をソーラーパネルの向こう側に配置し、クレーンのアームをめいいっぱい伸ばして(約25m)行う、“吊り切り”という特殊伐採方法を採用しました。

この方法であれば、ソーラーパネルを傷つけることなく、さらに運搬の効率もよく伐採を進めていくことが可能です。

 

お見積りは「フェンスからソーラーパネルの敷地内にはみ出している部分の特殊伐採」と「根元までの特殊伐採」の2つのパターンでお出しして、今回は「フェンスからソーラーパネルの敷地内にはみ出している部分の特殊伐採」を選ばれました。

幹をロープでしっかり固定して、切り分けたらそのまま安全にソーラーパネルの向こう側まで運ぶ

吊り切り作業中

こちらが、ラフタークレーン車を使った特殊伐採、”吊り切り”作業を進めている時の様子です。

“吊り切り”という名が示すように、クレーンのアーム先についたフックに複数のロープを取り付け、切り分ける幹を上方向に支えながら(吊りながら)、カヤを伐採していきました。

 

運搬中

切り分ける木の幹や枝は、伐採作業員が身に付けるロープとも、固定されています。

このまま慎重に伸ばしたアームを戻していって、安全にソーラーパネルの向こう側まで切り分けたカヤの木を運びます。

切り分けた木の幹は複数のロープでしっかりと固定されてはいますが、万が一太い枝が落ちて、ソーラーパネルに直撃してしまってはいけないので、運搬中も目視確認を怠らず、慎重に慎重を重ねます。

あとはこの工程を何度も繰り返し、ソーラーパネルの敷地内にはみ出している部分をどんどん無くしていきます。

5mほどカヤの木の高さを落として、クレーンを使った特殊伐採作業は完了

特殊伐採作業完了

フェンスからはみ出している部分の伐採だけでは、まだ木が高すぎて、次の強風があったときに再度ソーラーパネルの敷地内へ倒れてきてしまう可能性があったため、できるだけ強風のあおりを受けないように、5mほど高さを落としました。

これで今回のラフタークレーン車を使った、カヤの木の特殊伐採作業は完了です。

伐採作業自体は1日で完了することができたため、お客様(ソーラーパネルの敷地の持ち主様)も、カヤの木の所有者様も「想像以上に早くて驚きました!」と仰られていました。

また、ロープで切り分ける幹をしっかり固定して作業している様子も見てくださっていたため、「ソーラーパネルを一切傷つけない丁寧な作業で助かりました」とのお声もいただくことができました。

 

岸和田市で倒れかけの大きな木のことでお困りならアーバングリーンにご相談ください。

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